『まとめ』株主優待つなぎ売りの手数料計算
こんにちは。
junyのブログをご覧いただきありがとうございます。
本日はいよいよ明日に迫った、3月の株主優待のつなぎ売りの手数料計算についてお伝えしたいと思います。
つなぎ売りの方法についてはこちら↓
リスクを抑えて株主優待をゲットできる方法、知っていますか? | 取引ルール | 現物取引 | 国内株式 | 楽天証券
※junyが独自調査で確認した内容です。誤りがあっても責任はとれませんのでご了承ください。
本当につなぎ売りの手数料計算って複雑でわかりにくいです。
一見、どの優待でも得しかないようですが損することもあります。
私は2022年2月のオークワ(8217)の5,000円の商品券を得るために12,429円も手数料がかかってしまい、-7000円も実損を出してしまいました。
そんな反省からつなぎ売りについて調べなおしましたのでお伝えします。
まず、前提として私が使っている証券口座は楽天証券です。
他の証券会社では勝手が全く違ったりするかもしれませんのでご注意ください。
【手数料一覧】
① | 現物取引手数料 | |
取引金額 | 手数料 | |
10万円まで | 0円 | |
20万円まで | 110円 | |
50万円まで | 261円 | |
100万円まで | 468円 | |
150万円まで | 559円 | |
3,000万円まで | 886円 | |
3,000万円超 | 936円 | |
② | 信用取引手数料 ※大口優遇の場合は無料 | |
取引金額 | 手数料 | |
10万円まで | 99円 | |
20万円まで | 148円 | |
50万円まで | 198円 | |
50万円超 | 385円 | |
③ | 貸株料 | |
制度信用取引 | 年1.10% | |
一般信用取引「無期限」 | 年1.10% | |
一般信用取引「短期」 | 年3.90% | |
一般信用取引「いちにち信用」 | 年0.00% | |
④ | 品貸料(逆日歩) | |
制度信用取引 | 証券金融会社が利率を決定 | |
一般信用取引 | ― | |
⑤ | 配当金(現物と信用)受払いの差額 | |
現物株式保有、源泉税20.315%差し引かれた状態で受け取り | ||
一般信用の場合、配当落調整金として100%支払 | ||
制度信用の場合、配当落ち調整金として84.685%支払 |
実際の銘柄で計算してみましょう。
私、はま寿司が好きでよく行くので、ゼンショーホールディングスで計算してみます。
【7550 ゼンショーホールディングスの優待内容】
優待内容名 | 優待獲得株数 | 備考 | |
---|---|---|---|
優待券(500円) | 2枚 | 100株以上 | ※ゼンショーグループ各店舗(一部除く)で利用可 ※300株以上の株主は最新の未使用優待券を自社の定めた期限内に返送した場合、3,000円分1冊につき「すき家牛丼の具」等と交換可 |
6枚 | 300株以上 | ||
12枚 | 500株以上 | ||
24枚 | 1,000株以上 | ||
60枚 | 5,000株以上 |
1000株購入して、24枚分12,000円分の優待をもらいたいと思ったとします。
つまり、つなぎ売りで12,000円以下の手数料でないと意味がないことになります。
銘柄:7550 ゼンショーホールディングス
株価:2,789円(3/25時点)
株数:1,000株
①現物取引手数料
取引金額は2,789,000円
手数料は886円
②信用取引手数料
取引金額が50万円超になるので
手数料は385円
③貸株料
制度信用で売建をしたとして、
年率1.1%(日率0.3%)
2,789,000円*0.003=手数料84円
④品貸料(逆日歩)
制度信用の場合
まずは過去の逆日歩をこちらで確認
直近の逆日歩は3.95円/株なので、4円/株として計算したとして、
1,000株×4円=手数料4,000円
⑤配当金(現物と信用)受払いの差額
制度信用の場合
先ほどのサイトから過去の配当金を確認可能(上記と同リンク)
直近の配当は11円なので、そのままだったとして、
現物株式は源泉税20.315%差し引かれた状態で受け取り、
売建制度信用の場合、配当落ち調整金として84.685%支払うので、差額が5パーセント分。
1000株×11円×5%=手数料550円
全ての手数料を合計すると5,905円
となりますので、優待が12,000円と考えると、十分元が取れると考えられます。
ただし、注意として、今回の権利付き最終日は火曜日で祝日を挟まないので、逆日歩と貸株料は一日分で済みました。
しかし、水曜日が権利付き最終日の場合や祝日を挟む場合は3倍以上になる可能性もありますので十分注意してください。詳しくは↓
ほしい株主優待があったら、ぜひ個別で計算してみてください。